神谷 千鶴
CHIZURU KAMIYA 慢性看護学分野 教授看護診断学、研究方法論、慢性看護学特論Ⅰ・Ⅱ、慢性看護学演習Ⅰ・Ⅱ、慢性看護学セミナー、看護学特別研究
- 学位
- 博士(保健学)
- 専門分野
- 成人看護学、慢性疾患看護、腎不全看護、看護診断
- 研究課題
- 腎不全看護、看護診断、慢性疾患看護
- 研究概要
- 慢性疾患、そのなかでも主に慢性腎不全患者の看護診断の開発とその看護治療の開発、看護治療の検証に関する研究指導を行っています。
- 研究中のテーマ
- 透析患者の看護診断"かゆみ"に関する成果(成果指標・測定尺度)の開発
- 主要論文
- 「Cues for Nursing Diagnosis of Ineffective Self-management of Fluid and Dietary Restrictions in Dialysis Therapy in Japan.International Journal of Nursing Knowledge Volume 23, No.1, .pp.44-58.(2012)」
- 所属学会
- 日本腎不全看護学会、日本看護診断学会、NANDA-International, 日本看護科学学会、日本看護学教育学会、日本看護研究学会
- 経歴
- 【学歴】
秋田大学医療技術短期大学部 看護学科 卒業
大阪大学医学部保健学科 看護学専攻 卒業
大阪大学大学院医学系研究科 保健学専攻 臨床看護学分野 修了 保健学修士
神戸大学大学院医学系研究科 保健学専攻 基礎看護学分野 学位取得(保健学博士)
【職歴】
蒼龍会 井上病院 透析室
大阪大学医学部付属病院 泌尿器科(腎移植)
【教育歴】
秋田大学医学部保健学科 臨床看護学講座 助手
関西看護医療大学 看護学部 講師、教授(現在に至る)
現場で一番大変だったことはどんなことでしたか?
穿刺(注射針を刺すこと)がうまくできなかったり、体調がすぐれなかったりしたときには、同期や師長さんなど職場の方々に助けてもらいました。仕事でストレスがかかったときには、自分の好きなことを一生懸命することで、乗り越えてくることができました。
現場で一番嬉しかったエピソードは?
患者さまがよくなって退院される時が一番うれしかったです。外来透析患者さまは退院することはありませんでしたが、治療に来て、体調がよくなって帰られる姿を見るのも同じようにうれしかったです。治療に来ていてしんどいはずの患者さまが声をかけてくださるなど、患者さまに励まされたこともあり、それも心に残っています。
看護を学ぶ在学生へのメッセージ
看護を学んでいくことは、卒業してからも続きます。大学では自分で学んでいく力をつけてほしいです。ただ暗記するだけではなく、いろいろな視点から考えて、患者さんのために何ができるかを考えてほしいと思います。
これから看護職を目指す人へのメッセージ
看護師国家試験は、ただ大学で学ぶ授業を覚えればよいわけではありません。問題を解くための文章読解能力やさまざまな計算、理科や社会といった一般的な基礎学習が必要になります。大学に入学する前までに、基本的な学力をつけておいてほしいと思います。
今後チャレンジしたいこと、大学で取り組みたいこと
教育では、学生が楽しく学んでいけるように、勉強すること・分かることの楽しさを伝えられるような授業をしたいと思います。研究では、看護診断をより臨床で活用できるように、記録の開発などをしたいと思っています。