令和7年度から「高等教育の修学支援新制度」が拡充され、多子世帯(扶養する子どもが3人以上いる世帯)の学生に対して、所得制限なく、国が定める一定の額まで大学の授業料・入学金を無償化(減免)する制度が始まります。
なお、修学支援新制度の授業料等減免には上限額が定められており、私立大学の場合、年間の授業料減免額は最大70万円です。また、減免が適用される範囲は「授業料」と「入学金(新入生の場合)」に限られます。授業料が完全に無償化される制度ではありませんのでご注意ください。
現時点では、文部科学省のHPに公開されている情報がすべてとなります。今後、追加で情報が公開されましたら随時更新いたします。
◆多子世帯への大学の授業料等の無償化 概要
- 開始時期 : 令和7年度~
- 支援対象 : 扶養する子どもが3人以上の世帯の新入生・在学生(正規生のみ)
- 支援金額 : 授業料70万円、入学金26万円(新入生のみ)
- 所得要件 : 所得制限なし *
- 申込手続 : 令和7年4月以降に、大学を通じて日本学生支援機構の給付奨学金の「在学採用」への申込が必要です。
※所得制限はありませんが、資産要件(給付奨学金については5,000万円未満、授業料等減免については1子・2子世帯は5,000万円未満、多子世帯は3億円未満)に基づく審査があります。
多子世帯に該当するかどうかの判定は、原則として、申込時点における実際のきょうだい数等ではなく、申込時に提出いただくマイナンバー情報を通じて、確定済みの前年以前の税情報により日本学生支援機構が確認します。令和7年度春の申込(4~6月)では、令和5年12月31日時点、秋の申込(9~11月)であれば、令和6年12月31日時点の住民税情報を用いて判定します。
また、高校在学時に給付奨学金に申し込み、採用候補者となっている(令和7年度大学等奨学生採用候補者決定通知を受け取った)新入生は、入学後に進学手続きをすることで支援区分に応じた給付奨学金の支給と授業料等の減免を受けることができます。入学式終了後に説明会を実施いたしますので対象の方はご参加ください。
なお、新入生・在学生の方も、多子世帯であることが確認できれば授業料等無償化(減免)を満額支援で受けることができます。申込希望者は4月初旬に行う奨学金説明会に出席してください。(現給付奨学生の方は新規手続き不要)
【参考】 以下の文部科学省HPや資料もご参照ください。
【お問い合わせ先】 関西看護医療大学 学務課学生係(☎0799-60-1200)