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関西看護医療大学

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日本における看護師の状況 地域を含め、ずっと看護師を続けられる環境が必要。

看護師や保健師がどんな仕事をしているのか、その就業者数、勤務形態など、現在の日本の看護師が置かれている状況や問題点、それを改善するための取組みを解析。

年々増加している看護師・保健師

近年の看護師・保健師・助産師の就業者数を見てみると、年々増加していることが分かる。特に看護師の就業者数は、年間約2万5千人というペースで増えている。

看護師就業者数・保健師就業者数・助産師就業者数

出典:『平成20年 看護関係統計資料集』日本看護協会出版会編集

諸外国と比較するとまだまだ少ない日本の看護師の人口比率

看護師の就業者数が年々増加しているとはいえ、諸外国と比較すると、病床数は多いにも関わらず看護師の人口比率は低く、日本の看護師は一人当たりの負担が大きくなっている。

諸外国の看護師等の数、人口比

出典:『平成20年 看護関係統計資料集』日本看護協会出版会編集

ワーク・ライフ・バランスを考えた多様な勤務形態が求められている

毎年、約5万人が看護学校・看護大学などを卒業して看護師になっているが、常勤看護職員の約12%が1年以内に離職している。
その原因の一つは、看護師の勤務形態と女性のライフサイクルとの"ずれ"にある。特に急性期病院では24時間対応できるよう、3交替または2交替の勤務制となっており、夜勤も欠かすことができない。そうした不規則な勤務形態では、結婚して家庭を持ち、出産・育児という女性としての生活を送ることが難しいため、環境の変化に合わせて離職する看護師が多いのだ。
そこで近年は、「ワーク・ライフ・バランス」を考えた多様な勤務形態が求められている。日本看護協会の「2007年病院看護実態調査」によると、79.6%の病院で夜勤専従やパートタイマー、短時間勤務といった勤務形態を導入。看護師として長く続けられる環境を整えようという動きがある。

自分の能力を発揮できる場で看護師としての再就業を考える

自分の能力を発揮できる場で看護師としての再就業を考える現在の慢性的な看護師不足を解消するためには、結婚しても続けられる環境を整えるとともに、一度辞めた人が復帰できる環境を整えることが大切だ。
とはいえ、離職者の現場復帰へのハードルは決して低くない。特に急性期病院の場合は、新薬や新しい知識・技術を早期から取り入れていくため、1年間職場を離れていた看護師が復帰する際には、さまざまな最新情報を学びなおす必要がある。さらに長く、3年以上離れてしまった場合などは、急性期病院での復帰は難しいのも事実だ。
しかし、看護師が活躍する場は急性期病院だけではない。地域に密着した診療所や訪問看護といった場では、比較的復帰しやすいという傾向もある。かつて働いていた現場に限らず、幅広い選択肢の中から自分の能力を発揮できる場を探して再就業することで、看護師・病院、双方にとってより良い関係を築いていくことができると思われる。

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